大型特殊二種 一発2日目 技能試験1回目(合格) content_copy
今日は大型特殊二種の技能試験。俗に言う一発試験ね。いよいよホイールローダーを運転するときが来たぜ。事前にいろいろ調べたことを活かせるよう、頑張ろう。
前回学科試験に受かったのが 09/12 なので、2ヶ月経ってやっとの試験である。予約申込時点で分かってはいたが、やはり長く感じる。
昼食
少し早く着いたので、試験場の中にある食堂で昼食。
温玉カツカレー。スキー場よりは美味しいかな。というかこういうところにしてはマシな方か。
技能試験
廊下のモニタ確認
まだ時間はあったので、昼食が終わったあとは廊下で待機。そのあいだに、設置されているモニタのルール説明を一通り確認。
おおむね知っていることだらけだったけど、復習にはなったかな。あと安心感を買えた。
印象に残っているのは、「水切り(ドブのふたもどき)も車道と見なす」かな。このコースでは幅寄せ時や左折時は水切りを踏んでも良いというか、踏むくらい近づかないと縁石からの距離が離れすぎて「大回り」の減点を取られるので、気をつけよう。
ブリーフィング
時間になり、ルール説明開始。
同時に受ける人が自分含め5人居て、自分は試験4番目。この順番は受験回数が多い順になっているはずなので、5番さんも初めての試験かな。
(あとで聞いたら、2番さんが4回目、3番さんと5番さんが1回目だった)
お、1番さんは自分と同じく大型特殊二種ですね(配られた採点表の色が一種と二種で違うため、遠目でも分かる)。目指しているのはフルビットなのかフル免許なのか。
1~3番さんの試験
そして前の人たちの試験が始まったのだが、順番を呼ばれるまでは試験場に入ってはいけないとのことで、観察出来ず。一応ブリーフィングルームの窓から多少は覗けたが、コースの一番手前の部分しか見えないのでそこまであんまり参考にならない。
先人達のブログだと、結構他人の試験を観察している人が多かったのだが、鮫洲は新しくなってから出来なくなったのかな?
他の人の試験も参考にしたかったのだが。と言うか、参考に出来ないなら初心者を順番後ろにする意味、あまりないね。
一人あたり20分近く経ってから、次の人が呼ばれている。結構時間掛かるなぁ、待っているあいだに疲れちゃうよ……
減点超過して途中終了する人が居た場合はもっと早く終わるのだろうが、1~3番さんはみんな最後まで走り通したっぽいね。
途中終了する人がいた場合は自分の時間が読めなくなるので、結局ずっとブリーフィングルームで待機していた。飲食もスマホも禁止なので、地味にツラかった。
試験本番
結局1時間近く待ったあと、自分の番が来る。階段を降りて試験場へ。体験乗車のときにも思ったことだけど、やっぱ車体デカいわ。
搭乗
助手席に座っている試験官に挨拶後、運転席に座るよう指示される。車体をぐるっと回り運転席側に出る。前後の安全を確認したのちにドアを開け、はしご(階段?)を登り、運転席へ。
え、ハンドルってこんなに小さいのか。おもちゃじゃん。
エンジン始動まで
運転席に座ったあと、「この車両は初めてなので、操作方法を教えてください」と申告する。都度教えてくれるとのこと。事前に調べていてなんとなくは知っているが、その場で試験官本人に正解を教えてもらう方がいろいろと安心出来るので。
- 足元
- 右からアクセルペダル、ブレーキペダル
- 左足側にもブレーキペダル
- 「これは使わないんですよね」と聞いたら、「使っても問題ないですよ」とのこと
- 運転席の位置調整
- 椅子の上下と背もたれの角度は、バスと同じ位置(左下)にレバーがあった
- 前後の移動が最初分からなかったので質問したら、椅子の前側の下にバーがあった
- そう言えば普通の車はこんな感じだったね。バスは横のレバーだし、自分の車は電動ボタンなので忘れていた
- ルームミラーに触って見え方を調整
- 左右2つあって面白い(試験官用のものを入れると3つ)
- 両方の見え方が異なっていたので最初謎だったが、車体がくの字に折れているためだと気付く
- 2点式のシートベルトを着用
- サイドブレーキは普通に座席の左側のレバー
- ギアレバーはハンドルの左下のレバー(普通車のワイパーのレバー)
- 前から D/N/R
- サイドレバーと、ギアニュートラルを確認して、ブレーキを踏みながらエンジン始動
- 右手のコントロールパネルにイグニッションキーが縦に刺さっているので、それを回す
バケット操作
走行する前に、バケットを持ち上げる必要がある。
エンジン始動後、不意に教官から「バケット操作は右手のレバーです」と言われたため、「ロック解除は不要ですか?」と確認したところ、「いま解除状態なので大丈夫です」とのこと。前の人、ロックしないで終わったんかいw
- (本来であれば)座席右側にあるサイドブレーキみたいなやつ(操作停止レバー)を前に倒して、ロック解除
- 右手のシフトレバーみたいなやつでバケットを操作
- 左に倒してバケットを上に向ける、手前に引いてバケットを持ち上げる
- レバーを倒した角度に比例して速度が変わるので、ある程度慎重に
- こんなしょぼいおもちゃみたいなレバーであのサイズのバケットが動くの、ちょっと怖い
- アクセルを吹かすと油圧のパワーが増えて早く持ち上げられるらしいが、小手先のテクニックは使わないでおく
- こういうときが左足側のブレーキペダルを使う例らしいね
- 操作後、操作停止レバーを手前に引いて、バケットをロック
発進
サイドブレーキを降ろして、安全確認後に右ウィンカー、再度安全確認後にアクセルを踏んで発進……出来ず。ギアがニュートラルだったw
アクセル戻して、ブレーキ踏んで、ギアレバーを上に押してから、安全確認。気を取り直して、再びアクセルを踏む。クリープ現象もないし、エンジン回ってきてもすぐには発進しなかったので、「すわまたニュートラルか?」とか思ったが、ある程度アクセル踏んだらちゃんと発進した。ふぅ。
慣らし走行
100m のあいだにいろいろと操作してみて、車両に慣れておく。
- ハンドル軽っ!
- "遊び" が無いって、こういう感じかー
- ちょっと回しただけで即座に車体が動くので、迅速感がすごい
- ハンドルのノブ(キノコ)、邪魔だなぁ
- エンジンブレーキ、これだけで停車出来るんじゃね?ってくらい強い
- 一方、ブレーキペダルは重め(あんまり効かない)
- クリープ現象がないから、停まった状態だと停まったままになる
通常走行
- とにかく、ふらつかないよう常に意識(特に曲がったあと)
- 事前にシミュレーションしておいたおかげか、基本上手いこと出来た
- 左折時は大回りを取られないよう、バケットを縁石に沿わせるくらい近づく
- 思ったより近づかなかったかな?ってことが数回あったけど、減点されなかったのでセーフ
課題: 指定速度
20km/h だったかな。他の車種は 30km/h とか出す道なので、加速距離的には問題なし。アクセル踏むだけで達成可能。ただし、速度が上がってくるとめっちゃ揺れるので操作が暴れないようにするのと、ふらつきそうな場合の修正は早めに行わないと間に合わなくなるのが注意点か。
→数字、あとで調べ直したら少し違った。
指定速度 | 対象車種 |
---|---|
40 km/h | 準中型、普通 |
35 km/h | 大型、中型、けん引 |
25 km/h | 大特 |
課題: 方向転換(右)
ハンドル戻すタイミングを遅めにすることを強く意識。特に問題なくクリア。外輪差・内輪差を気にしなくて良いから、広く使えて楽だね。後退さえ出来れば何も難しくないんじゃないかな。
課題: 踏切
一時停止したあと窓を開けようとするも、届かない。サイドブレーキ引いてギアをニュートラルにし、ブレーキペダルから足を離しても、届かない。
いや、そうなるってことは事前に知ってはいたが、操作方法を全く知らない体で進めてきたので、敢えてそのままチャレンジしてみた。
ここまで進めてから、「すいません、窓の開け方を教えてください」と申告。そしたら「はい、えー、じゃあ今回はこのまま通過してオーケーです。窓を開けて音を聞く、その意思のあることが分かりましたので」との回答。ふむ、この人はそういう感じね。
その後問題なく通過。
……しまった、実際に開けてみる経験を積めなかったことに気付いた(どうやら押し窓らしい。だから開ける際は後方確認が必要とか)。
その他
障害物、信号、見通しの悪い交差点などは、問題なくクリア。
後半、交差点を左折したあとくらいに「はい、試験なので(?)加速出来るところは加速してくださいね」との指摘をもらう。その後試験官の手が動いていたので、「あー減点されてしまったぁ、課題外速度ってやつかな。適用後に注意されるタイプのやつだよね。まぁ慎重に運転しすぎだったしなぁ」となんとなく考える。その後は今までよりアクセルを多めに踏むことを心がけた。
帰還、停車
発着地点への帰還。バケットが指定ポールにぶつかるんじゃないか、って思うくらい縁石に寄せて、視線上バケットの上部がポールを通り過ぎてもまだ前進することを心がけてから、停車。サイドブレーキを引いて、ギアをニュートラルへ。
バケット操作
バケットを平行にして地面に設置する必要があるため、操作停止レバーのロックを解除後、バケットを操作していく。
まずはレバーを右に倒してバケットを奥に倒していったのだが、どこまで倒せば平行なのかがいまいち分からず。なので少し手前で一旦止め、先にレバーを奥に押してバケットを下げて地面へ近づけることに。降ろすときは重力に逆らわないので、結構速く落ちる。慎重に。
とは言え、結局地面との距離も並行具合も分からず。しょうがないので、接地するまでのあいだ、下げるのと奥に倒すのを交互に少しずつ進め、お茶を濁す。接地時は車体が浮き始めるから、分かりやすいね。最後には忘れずに操作停止レバーをロック。
降車
「エンジンを止めたら、降車して助手席の反対側に来てください」との指示。このときは指示に従うことだけ意識していたけど、合格予定のときにしか言われないセリフってことを覚えていたらもっと緊張したかも。しかもあとで調べたら不合格でも言われることがあるっぽいし。
イグニッションキーを回して、エンジン停止。後方の安全を確認してからドアを開けて、降車。はしごも飛び降りたりせずに一歩ずつ降りることを意識。ドアを閉めて助手席の反対側へ向かう。
合格
助手席に座っている試験官の足元に到着。「合格です」とのこと。やったー! 正確には "合格予定" のハズだよな、とか思ったが、うれしくて笑顔で「ありがとうございます!」と答えた。
「本人確認のため、住所の番地だけ教えてください」と言われたのだが、テンパってしまい何度か言い直してしまった。最初にゴニョっと言ったやつが合っていたのだが、そのあと不安になって昔の住所を羅列してしまったよ。
雑談
教官「仕事で使うの?」
じょ「いえ、とりあえず選択肢を広げておこうかなと。まだ具体的ではないのですが」
教官「二種の方が有利とか?」
じょ「いえ、どうせならそっちの方がカッコいいかなぁと」
教官「なるほどねw これからも頑張ってください」
じょ「ありがとうございました!」
講評
そういえば試験官からは特に講評みたいなことを言ってこなかったなと思い、最後にこちらから「何かもっと直した方が良いところありましたか?」と確認したところ、「試験中にも指摘しましたが、加速はしっかりしましょう」「あとは問題ありませんでした」「加速するとふらつきやすいのでより気をつけるのが大事です」とのこと。と言うことは、速度維持[課題外速度]
の10点だけ減点かな。
……と思っていたけど、速度維持[課題外速度]
は特別減点細目(1回目は減点保留、2回目でさかのぼって1回目分から減点する)に該当するから、減点されないわ。え、もしかして満点なのか!
事務手続き
そのあとは、ひたすら待ち。合格手続きに1時間近く(含む5番さんの試験終了待ち)、併記の手続きにも1時間程度。一緒に合格した2番さん、3番さんとずっと雑談していた(1番さんと5番さんは合流出来なかったので、残念ながら不合格だった模様)。
併記完了
と言うわけで、無事「大特二」が併記されました!
現在の免許取得状況。
最少フル免許に向けて、やっと前進した感があるな。これまでの流れは過去の記事(免許計画 その1 きっかけと目指す方向と、免許計画 その2 最少フル免許への道のり)を参照のこと。
帰宅
夕方になっちゃったので、かなり道が混んでいた。2時間近く掛けて帰宅。お疲れ様でした。